【31】――ワープロの変換ミスをなくす
前の記事で、“大学通信教育のレポートでは誤字・脱字を極力なくしましょう”という話をしました。


どんなにいい構成や内容、文章のレポートであっても、誤字・脱字が目立つと、レポートそのものの評価を落としてしまいます。


もしも買った本に誤字・脱字が多かったら、あなたはその本の著者や内容に対して不信感をもってしまうとは思いませんか?


「多くの誤字・脱字を発見できない“チェックが粗い”人の言うことを、どこまで信用できるのか?」


たぶん、そう直感的に思ってしまうからです(汗)


人間は完璧ではないので、どんなに注意深い大学通信教育生でも、必ず誤字・脱字はしてしまうものです。


しかし、その頻度が多いと、レポートの質を落としてしまいかねません。


充分に気をつけましょう!


ところで、私が大学通信教育の非常勤講師だったときに、この誤字・脱字で目立ったのが――


ワープロの変換ミスです。


私の印象として、大学通信教育のレポートの7~8割は、ワープロ(パソコン)によって作成されています。


そのこと自体は、なんら問題ではありません。


問題なのは、ワープロ(パソコン)で作成されたレポートでは、手書きでは考えられないような誤字が見受けられることです。


たとえば、


“~では中ろうか?”(~ではなかろうか?)

“○○博士は、~と戸名えた”(唱えた)

“sっ夜会福祉”(社会福祉:「SYYAKAI」と「Y」を1つ多く打鍵したため)


というような誤字です(汗)


これらの誤字は、すべて誤変換や誤操作による単純なミスです。


さらに、ワープロの誤字でやっかいなのは、1つ1つの言葉だけを見れば間違いではないけれども、組み合わせが間違っている場合です。


たとえば、


“~という著書を表した”(著した)

“その原因は、~という群衆心理によるものである”(群集心理)

“物価の上昇を押さえるために”(抑える)


というような誤字です。


こうしたたぐいの誤字は、よく注意して推敲(すいこう)しないと、1つ1つの言葉としては間違っていないため、うっかり見落としてしまいがちです。


とくに、「“物価の上昇を押さえる”という使い方(組み合わせ)でいいのだ」と確信的な勘違いをしていると、自分でその間違いに気づくことは不可能です(汗)


また、ワープロ(パソコン)を使ったレポート作成では、手書きの場合とはちがい、“実際に字を書く”という行為をしません。


行為としてはキーボードしか打っておらず、実際に字を書いてはいません。


手書きだと、実際に字を書くという行為をしているので、書いている途中で「あれっ? なんかヘンだな?」と誤字に気づきやすいものです。


しかし、ワープロ(パソコン)を使ったレポート作成では、キーボードを打つことで間接的にしか文字を書かないので、誤字に対する気づきを得られにくいという欠点があります。


しかし、いずれにせよ、ワープロ(パソコン)による誤字も、「【11】――レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」でご紹介した方法を実践すれば、かなり防ぐことができます。


そうすれば、あなたのレポートには、あなたががんばった分だけの正当な評価・採点が与えられるはずです。


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