【23】――主語に対して述語を正しく対応させる
ここからは、大学通信教育のレポートを作成するために役立つ実践ノウハウについてご紹介していきます。


ただし、気をつけていただきたいのは、“基本あっての実践”あるいは“戦略あっての戦術”だということです。


基本を忘れた実践は、たんなるテクニックのみに終始した内容のないレポートを量産する結果となるので、充分に注意してください。


大学通信教育のレポート作成に関する基本=戦略の復習は、こちらからどうぞ♪


さて、それではいよいよ実践編に入っていきます。


前の記事では、大学通信教育のレポートを採点・評価する5番目の基準として、「文章・体裁を整える」ことについてご紹介しました。


では、文章・体裁(ていさい)を整えるためには、どんなところに気をつければいいのでしょうか?


まず重要なのが――

主語に対して述語が正しく対応しているか?


ということです。


主語と述語が正しく対応していない文章ほど読みにくく、理解しにくく、誤解をまねくものはありません(汗)


たとえば、


“徳川幕府は諸大名に参勤交代を課したが、これは自分の領地から江戸へ出向するもので、そのため経済的に疲弊した”


というような文章です。


この文章の場合、主語が2つ足りませんが、たんに読みにくいばかりでなく、“徳川幕府が自分の領地から江戸へ出向する”“徳川幕府が経済的に疲弊した”という誤った意味になってしまっています。


そうならないようにするには、


“徳川幕府は諸大名に参勤交代を課したが、この参勤交代とは大名が自分の領地から江戸へ出向するもので、そのため各藩は経済的に疲弊した”


というように、きちんと主語を入れてやる必要があるわけです。


え? ここまでひどい文章は書かない?


たしかに、上の例文はひどい悪文の部類に入ります。


もしも自分で上のような文章を見直して、何の問題も感じないとしたら、その人は死にもの狂いで文章修行をする必要があります(汗)


でもね、やっぱりあるんです。


主語と述語が正しく対応していない文章が……。


ただし、たいていの場合は、始めから終わりまで悪文のオンパレードというわけではなく、あっても1つ2つある程度です。


そこだけ気が抜けちゃったんでしょうか?


みごとに主語が抜けて無意味な文章になっていたり、逆に主語が2つあって「どっちなんだぁー!?」状態(笑)になっていたりします。


でも、こうした文章は1つ2つあるだけでも、しっかり減点対象になってしまいます(汗)


一度でも読み直せば、こうした文章を発見できる確率は高いはずです。


つまらない失点を防ぐためにも、充分に気をつけてくださいね♪


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