【9】――レポートの構成が論理的になるように書く
大学通信教育のレポートを採点者(教員)が評価・採点する際の1番目の基準は“設題の意図に沿うように書く”ということでした。


それでは、2番目の基準は何でしょう?


それは――

論理的な構成になっているかどうか?


というものです。


これは、“こうこうこうだから、こうなった。その影響はこうだった……”というように、


記述の展開に「流れ」や「つながり」があるかどうか?


ということです。


たとえば、西洋哲学史の設題で「プラトンの哲学について述べよ」という設題があるとします。


このとき、“プラトンに絶大な影響を与えた師匠のソクラテスはこういうことを言った→→その哲学をプラトンはこう展開させた→→そのプラトンの哲学は後世にこういう影響を与えた”というような書き方ができていればOKです♪


よく見られるのは、話が“つぎはぎ”になってしまっているレポートです(汗)


たとえば、“プラトンはこういう生涯だった→→その師ソクラテスはこういう思想を説いた→→そのソクラテスはこんな人物だった→→プラトンの哲学は後世にこんな影響を与えた→→プラトンの哲学はこうだった”というような展開です。


「そんなムチャクチャな論理展開のレポート、オレ(私)は書かないよ!」


そう思いましたか?


たしかに、レポートの始めから終わりまでずっと話があっちへ飛んだりこっちへ飛んだりするようなレポートを書いたことはないかもしれません。


でも、どこか一部分でも話が前後するようなレポートを作成したこともないとあなたは断言できますか?


「ない!」と自信をもって断言するには少しとまどうはずです。


あなたも、どこか部分的になら話が前後するレポートを一度くらいは作成してしまったことがあるのではないでしょうか?


いや、意外に多いんです。


そうしたレポートが……(汗)。


おそらく、仕事などが忙しくてレポートを作成する時間が思うようにとれないときに、テキストや参考文献などの文章をパッチワークよろしく適当に“つぎはぎ”した場合、こうしたレポートになってしまうことが多いようです(汗)


また、この手のレポートは話があちこちに飛ぶことが多いので、読み手(採点者)のほうもイヤになってしまいます(大汗)


このように、どこか一部分でも論理展開が前後したりおかしかったりするところがあれば、それはしっかり減点対象になってしまいますから、気をつけましょう。


ちなみに、論理展開が前後していても、うまく話がつながるような“アンコ”(接続詞や接続文など)を入れてやれば、独自な論理展開のレポートに“化ける”可能性はあります。


しかし、たいていはそこまで成功することはまれで、たんなる内容の羅列に終わってしまう場合が多いようです。


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