【7】――設題の意図に沿うように書く
大学通信教育では、レポートの採点者(教員)は、ただ漠然とあなたの作成したレポートを評価・採点しているわけではありません。


ちゃんと大学から示された基準を頭に置きながらレポートを評価・採点しています(そのはず)。


その評価・採点基準は、私が見るところ5つあります。


それらの基準を順に見ていきながら、大学通信教育のレポート作成のポイントについてさらに詳しくご紹介していくことにしましょう。


まず、大学通信教育におけるレポート評価・採点の1番目の基準は――

あなたが作成したレポートが、設題の意図に沿っているかどうか?


というものです。


「そんなの当たり前~!」


そう思いました?


ところが、意外や意外。


大学通信教育では、設題の意図から外れたレポートは意外と多いのです!(汗)


たとえば、日本史の設題で「明治維新政府の体制について述べよ」という設題があったとします。


すると、ふつうは、明治政府がどういったポリシーのもと、具体的にどんな組織をつくり、各省がどのような機能と役割をもっていたかというようなことを中心に書くと思います。


それなのに、そうしたことに関する記述はさらりと済まされていて、“どういった経緯で明治維新が起きたか”とか“明治政府がどういう課題を抱えていたか”ということに関する記述で半分以上が占められているレポートが少なからず見受けられます。


読み手(採点者)から見れば、これでは何について書かれたレポートなのかわからなくなってしまいます(汗)


別に“周辺のことがらについて書いてはいけない”ということはありません。


いやむしろ、そうしたことは書いたほうがレポートの内容に厚みが出てきます。


しかし、その場合、設題が問うている内容を中心に記述しなければなりません。


いくら関連があるからといって、周辺のことがらについて書きすぎると、設題への“答え”からは遠ざかってしまいます。


上記の例で言えば、明治維新政府の体制そのものに関する記述を、少なくともレポートの半分は書いてほしいのです。


その際、「こういうことを盛り込んで書きなさい」というポイントが設題に添えてあれば、その指示に従わなければなりません。


そうしたことをきちんと中心に据えて書きながら、周辺のことがらについて述べるというのなら問題はありません。


というか、そうしたレポートは間違いなく“いいレポート”です。


大切なのは、“設題そのものに対する答えを中心に書く”ということなのです。


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